おげんきでっか・・・?
寒いですぜ。
熊本も・・・・
今日、昼営業を終わらせ用事があったので長嶺方面へ。。。
バイクで裏道を通りながらこの時期、良く見かける光景が・・・
いわゆる工事。
この工事に必ずいるのが「ガードマン」。別名「交通誘導員」。
あっし、このガードマン。過去に2年程経験がございまして。。。
というか、二十歳で仕事始めてこのかた
転職歴40回をこえてるんぢゃ〜なかろうか・・・?
正確に言うと
バイトを掛け持ちしたり、1日に3つのバイトをしてたり・・・
の時期があったので正確には覚えてない。
それはさておき「ガードマン」
この寒い中、ひとりおったってぼ〜っとしてはるガードマン見ると「かわいそうやなぁ〜」と切に思ってしまう。
このガードマン(正確に言うと交通誘導員なので今後そう言うわ)
やった事無い人からすると車運転してて腹立つと思うんですわ。
でもね。やった事ある人から見ると「たいへんやなぁ〜」なんです。
ま、ちゃんと出来る誘導員が全部・・・って訳じゃないので本当に出来の悪い誘導員が居るのも確かですが・・・
この仕事。
正確に言うと「元祖人材派遣業」な訳です。
面接に行くと、あっけないほど殆ど誰でも採用してくれます(例外もありますが)
その後、4日間の研修があります(この期間も時給が出る・・・と言う会社が多いですが実際は交通費程度でしかも1ヵ月勤務の給料に混ぜてある場合が殆どです)。この4日間を通り越さないと1人立ちさせてくれません。
駄目な人は殆どこの4日間で来なくなります。
この仕事、合う合わないがはっきりと出るので途中で消える人が多いらしいですが・・・
この期間に、誘導法規、誘導方法の習得、無線使用方法、現場補佐等を
勉強。
で、会社が大丈夫・・・と認めた人だけ現場に出します。(いわゆる1人立ちです。ここから先は誰も教えてくれないので初心者は地獄ですが・・・)
この仕事。
土建屋さんから警備会社へ依頼があって初めてそこに登録している誘導員に仕事が振り分けられる訳です。
なので、土建屋さんからの依頼が少なくて誘導員が多い場合は仕事にあぶれる人が出てきます。逆に仕事依頼が多くて誘導員が少ない場合はこれでもかぁ〜と言う位仕事が回ってきます。
基本的には昼勤務と夜間勤務・・・ってのがありまして、昼専門と夜専門。後、両方をモーレツにこなす人も居ます。
こっから先は会社によって違うのですが、
時給の会社。
1日いくら・・・の会社
と分かれます。
これね、誘導員にならないとわからないのが
1日丸ごと現場があった時は日給満額もらえるのね。
これが、半日しか現場が無かった時(正確には4時間半以内しか仕事が無かった時)は半日分約三千円。四時間半を超える現場の時には5時間の場合でも1日分の日給は保証される)
朝、現場に行ったけれども現場の早朝会議で現場が休みになった時は千円。(これは自分の行った現場の現場監督と仲が良かった場合にサインをしてくれるが・・・実際は難しい為、泣き寝入りの無給になる場合が多い)
と、色々とある。
あと、現場によっては
トイレや食事が出来ない。
片側通行の場合、車はひっきりなしに来るので2車線の片方を潰して工事をすると常に誘導をしていないといけない。が最悪の時はその現場に2名しか誘導員が配置されていない場合に悲劇が起こる。トイレに行けないのだ。
田舎のたまにしか車の来ない道だったらまだいい。いわゆる県道クラス(二桁の道路番号)の所になると車が切れない。ので延々と2人で片交をする羽目になる。
これが3人だったら交代で食事やトイレに行けば良いが・・・・
どこの現場も経費削減のため最小の人員しか雇わない。のでそのしわ寄せが誘導員に来る。
あっしは昔、S字のクランクを1人で1ヶ月誘導した事がある。
通常、無理だ。
何でかって・・・
両方見えないから・・・。どっちから車が来るか解かんない訳ょ。
その現場も誘導員は1名だけ。しかも、常にあっしご指名。
おかげで反対が見えない道路での1人交通誘導の方法を身に付けたけど・・・
などと、道路の何処で誘導か・・・で天と地の差がある。
あとね。地獄なのが「ひとり全面通行止め」
現場からひとり遠く離れての全面通行止め。しかもめったに車が来ない道路。
最悪です。
8時間、何にもしないでただ立っとくだけの仕事。これが、日陰のない夏の現場と真冬の誰も来ない道路での全面通行止め。。。。拷問でっせ。
過去、何回もやった事あるけど
本当に地獄ですょ。時間が経たない。しかも雨に打たれての8時間は辛い。
出来れば、忙しい現場での誘導の方がよっぽどいい。
これで日当6千円。
けっして高くはないと思いますが。。。。。
これはほんの一例に過ぎず、他に色々とあるんですがね。
あっしは、これらを全て経験しているので
どんなにしょ〜もない誘導員が立ってても腹を立てないようにしています。
なんか、ど〜しようもない大変さが身に沁みて解かっているからです。
交通誘導員をやってたとき、よく思った事があります。
「何で僕は今ココでこの仕事をやっているんだろうか・・・・?」と。。。。
交通誘導員は常に考え事をしています。
何故か?
この仕事に明日は保障されていないからです。
明日、仕事を貰えるか
現場で仕事をしているときには解からないのです。
現場を終え、会社に伝票を出しその場で次の仕事をもらえる人も居ます。
しかし、大半は電話待ち・・・の状態なのです。
皆さん
テレビでよく見る、人材派遣業に登録している人の電話を待ってるあの姿そのものなのです。
電話が無ければ明日の仕事は無いのです。
最悪、会社待機・・・というのがありますが、無ければそのまま帰るしかないのです。
それを全部、知っているので交通誘導員を見ると「たいへんやなぁ〜」と思ってしまいます。
ある現場で一緒になった50代の誘導員からこんな事を言われたのを今でも忘れられません。
「にいちゃんな。この仕事いつまで続けるの?目標があるんだったらさっさと辞めたがいいょ。この仕事。明日がわかんない仕事だからね。ずるずると居ると まぁ〜いいっかぁ。と日給のみで満足する様になっちゃうょ。足が洗えねぇ〜ってヤツ。若いの見るとついつい言ってしまうがね。この仕事、何十年立とうが変わらないから、さっさと見切りつけな」
と。。。。。
正直、かなりきつい仕事でしたから。。。。
今でも無線だけは持ってますが・・・・
最悪、店を畳んだ時の為に・・・・(すぐ交通誘導員に行けるので・・・)
ま、戻る気はありませんが。。。。。。
交通誘導員を見ると
ふと
思ってしまうので・・・と言うか、思い出してしまうのでね。
書いて見ました。
では・・・・・・・・